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おぼろ月
オボロヅキ
著者名 谷村志穂
在庫なし

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ISBNコード 9784396633318
判型/頁 四六判/200頁
定価 本体: 1,400円+税
発売日 2009/12/10

霞(かすみ)がかった夜空の下で、1人だなんて寂しいでしょう。だから甘えたいだけなのに。
恋愛小説の名手・谷村志穂が描く「出会い」と「別れ」……
孤独な魂に響く7つの物語

<優しくてせつない「出会い」と「別れ」の光景>
晴れた空の向こうで、雨の準備ができているように、突然に見える物事の準備はできている。(「夜の虹」)
「お前といると、時間が止まるような気がするんだよな。や、いい意味じゃなくてさ」私たちの間がだんだんだんだん遠のいていたことはよく知っている。濁った雪が降り積もっていくようでもあったし、半透明のオブラートがぶ厚くなっていくようでもあった。(「キャメルのコートを私に」)
つまり、私はずっと紺造が好きなのだ、と思う。なんてことだ! もう幼稚園の時からずっとなのだから、19年の人生の16年、好きなままだ。なのに、告白する勇気もない。(「青い空のダイブ」)