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小学館版 世界美術大全集・東洋編 1
世界美術大全集 東洋編5・五代・北宋・遼・西夏
セカイビジュツダイゼンシュウトウヨウヘン05ゴダイホクソウリョウセイカ
著者名 責任編集/小川裕充、弓場紀知
在庫なし

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ISBNコード 4096010553
判型/頁 B4/460頁
定価 30,800円(税込)
発売日 1998/11/25

五代・北宋・遼・西夏時代の代表的な名品を新撮カラーで紹介。

五代十国の分裂期を経て、「文治国家」宋では新興地主や富商が新しい支配層の母胎となる。科挙制度で多くの知識人(士太夫)を輩出し、政治と学問・芸術とのかかわりが強まり、類まれな芸術の時代が現出された。とくに八代皇帝徽宗(きそう)は自ら書画をよくし書では■金体(そうきんたい)と呼ばれる書風を確立、絵画でも見事な花鳥画を描いた。美術の黄金時代といわれる時代が訪れたのである。宣和(せんな)時代の到来である。 宮廷画家の画院が置かれ、水墨山水画が成立し、郭煕(かくき)、李唐(りとう)などが登場する。また、書の世界では蘇軾、黄庭堅、米■が書風を確立、陶芸では青磁、白磁が洗練の極致を迎え、天目(てんもく)も名品が製作された。定窯(ていよう)の白磁は〃天下の名品〃と呼ばれ、日本でも数多くの歴代の愛好者を生んだ。漆芸では螺鈿(らでん)、堆朱(ついしゅ)が繁栄する。首都、開封(かいほう)の空前のにぎわいは張択端の名作「清明上河図(せいめいじょうかず)」に描かれた通りであった。 一方、北方では遼、西夏などの遊牧、騎馬民族が興り、宋王朝をおびやかす。遼時代の〃東洋のヴィーナス〃と呼ばれる仏像、絢爛たる壁画、西夏の仏画など、新資料、新発掘の文物で構成する他に類例のない一巻。

●収録作品9600点以上。地球的規模の美術大全集。 各時代を代表する各品から未知の逸品まで、空前の収録点数を大系化。西洋編全28巻とあわせもつことで地球的な視野から美術史を見わたせます。 ●世界中に及ぶ、2500か所以上の新規撮影を敢行。 アジア全域のほかフランスのルーブル美術館、ギメ美術館、ロシアのエルミタージュ美術館など、各国の美術館を取材。世界第一級の美術写真家による撮り下ろしです。 ●発掘、修復など、各国の最新の研究成果を反映。 各国の遺跡、文化財調査団や研究者の活動にあわせて取材を展開。従来の学説を変える発見が続く中国など、アジア各国の発掘、修復の成果を迅速に反映させた内容。 ●ジャンル別の美術全集にも匹敵する充実の内容。 仏像、陶磁器、絵画、書など各分野の美術全集を凌ぐ内容は、第一級の研究科です。アジアの名作のわかりやすい解説は、より深い海外旅行のガイドとして活用できます。 ●最新の印刷技術を駆使。次世代への美のかけ橋。 印刷技術の粋を結集。崩壊の危機に瀕する多くの名作を再現。また、各国の最高の執筆陣による解説・論文を多数収録。 ( )内は責任編集者です。 1 先史・殷・周 (高階秀爾/岡村秀典) 2 秦・漢 (曽布川 寛/谷 豊信) 3 三国・南北朝 (曽布川寛/岡田 健) 4 隋・唐 (百橋明穂/中野 徹) 5 五代・北宋・遼・西夏 (小川裕充/弓場紀知) 6 南宋・金 (嶋田英誠/中澤富士雄) 7 元 (海老根聰郎/西岡康宏) 8 明 (宮崎法子/西岡康宏) 9 清 (西上 実/中野 徹) 10 高句麗・百済・新羅・高麗 (菊竹淳一/吉田宏志・) 11 朝鮮王朝 (菊竹淳一/吉田宏志) 12 東南アジア (肥塚 隆) 13 インド(1) (肥塚 隆/宮治 昭・) 14 インド(2) (肥塚 隆/宮治 昭) 15 中央アジア (田辺勝美/前田耕作) 16 西アジア(田辺勝美/松島英子) 17 イスラーム(杉村 棟)



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