三好和義「HOTEL」シリーズの集大成。
写真家三好和義が“楽園”を撮り始めてから20年を迎える。人間が人間らしく生きる空間が楽園とするならば、三好の楽園は地球上どこにでもある。南の海・空・島・サハラ砂漠、屋久島、四国八十八ヶ所いづれも楽園である。本書はいわゆる三好ワールドの中でもHOTELは大きな分野を占める。今まで「HOTEL楽園」「私の楽園」「HOTELオリエンタルリゾート」と三冊を出版したが、いづれも多くの読者を獲得している。今回はこのシリーズの集大成ともいうべき世界で70の魅力のホテルを掲載している。どの写真も三好和義の世界が表現され、さらにそのホテルの歴史とともに国の歴史をも感じさせる奥深い作品が揃っている。