今につながる食文化を4色図版を多用し解説
私たちが食べているものを考えると、江戸時代に誕生したものが多いことに気がつきます。握り寿司や鰻の蒲焼、蕎麦や天ぷらなどは江戸で人気を博したメニューでした。260年続いたこの時代は、優れた料理文化が発展し、庶民までが料理や食を楽しむという風潮が浸透し、現在の日本料理のおおもとができました。
本書では、その多彩な食文化の世界を、オールカラー1テーマ2ページで紹介。生産と流通の現場、食材や調味料などをはじめ、当時の料理が実感できる再現写真や図版を多数収録したほか、レシピのあるページも設けました。
飽食の時代と言われる現代、新鮮な食材を創意工夫して食べていた江戸人のスローフードな暮らしを、実感してください。