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梅原猛著作集
梅原猛著作集10 法然の哀しみ
ウメハラタケシチョサクシュウホウネンノカナシミ
著者名 編/梅原 猛
在庫なし

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ISBNコード 4096771104
判型/頁 4−6/726頁
定価 4,730円(税込)
発売日 2000/09/26

法然の心に秘められた謎を探り、平等思想の原点に迫る書き下ろしの作品

浄土宗の祖法然は知恵第一、一生不犯の聖人といわれるが、彼が救おうとした人々は、学もなく戒も守れない庶民、悪を犯さずには生きられない凡夫、仏教によって救われがたい女人たちであった。法然はなぜ専修念仏という新しい仏教を立て、末法の世に信仰の光をあてようとしたのか。法然には、人生の深い哀しみが隠されていたからである。少年時代に負った心の疵とは何か。法然の心に秘められた謎を探り、その思想と人間像に迫る。 構想十年、知の巨人梅原猛がついに完成させた書き下ろし千三百枚の二十世紀最後の記念作品。 今、人間法然の平等思想の原点とその現代的意義が明らかになり、これからの生き方が示唆される。

あふれる情熱と豊かな想像力で真理を探究し、人間とは何か、日本とは何かを深く思索つづけてきた梅原猛。哲学、歴史、文学、宗教、芸術など既存の枠組を越える壮大でユニークな作品群は「梅原日本学」とも称され、多くの読者を獲得してきました。本著作集では、主要著作に、新たに書き下ろし作品「法然の哀しみ」を加え、「教育問題」「地球環境問題」「長江文明論」など、著者が全力で取り組んでいる最新のテーマ作品も網羅。