日本を代表する百人を選び、人生や思想を論じつつ、現代にいたるまで脈々と連なる日本人の精神史を辿る「百人一語」。宮沢賢治の文学に、二十一世紀に欠かせない世界観をみる「賢治の発見」、「交遊抄」等を収録。
あふれる情熱と豊かな想像力で真理を探究し、人間とは何か、日本とは何かを深く思索つづけてきた梅原猛。哲学、歴史、文学、宗教、芸術など既存の枠組を越える壮大でユニークな作品群は「梅原日本学」とも称され、多くの読者を獲得してきました。本著作集では、主要著作に、新たに書き下ろし作品「法然の哀しみ」を加え、「教育問題」「地球環境問題」「長江文明論」など、著者が全力で取り組んでいる最新のテーマ作品も網羅。