なぜ、神武東征が成功し、大和政権が誕生したのか。日向に残る伝承やゆかりの神社、考古遺跡など天皇家のふるさとを訪ね歩いて、壮大な歴史のドラマを大胆に推理する。また混迷の現代への提言『仏教の授業』を併録。
あふれる情熱と豊かな想像力で真理を探究し、人間とは何か、日本とは何かを深く思索つづけてきた梅原猛。哲学、歴史、文学、宗教、芸術など既存の枠組を越える壮大でユニークな作品群は「梅原日本学」とも称され、多くの読者を獲得してきました。本著作集では、主要著作に、新たに書き下ろし作品「法然の哀しみ」を加え、「教育問題」「地球環境問題」「長江文明論」など、著者が全力で取り組んでいる最新のテーマ作品も網羅。