昔の子育てのよかった部分を次世代に伝える
83歳の著者が、自分の子ども時代や、三人の息子を育て、六人の孫、二人の曾孫と接してきた日々を振り返り、「お行儀」、「感謝の心」、「自然との付き合い」、「他人に迷惑をかけない」、といった家庭教育でこそ培われる人間性の大切さを描いた画文集。 電車の中での化粧や飲食、フリーターやニートの増加、小中学生がおこす殺人事件…今の若者や子どもたちの異変の背景には、高度成長と引き替えに捨ててきてしまったものがあるのではないか。著者の昭和初期から戦前・戦後にかけての子育て体験を読みながら、読者は捨ててきた宝物を拾い集めて、心が満たされていくのを感じ取ることだろう。