白川義員が捉えた世界の名山。前人未踏の驚異の写真が眼前に拡がる。
写真家白川義員は「新約聖書の世界」「旧約聖書の世界」「中国大陸」「南極大陸」など数々の作品で、国際的に高い評価を受けている。一方、彼の作品群のなかできわめて重要な位置を占めているのが、山岳写真のジャンルである。 「ヒマラヤ」「アルプス」と言った作品集はその代表作である。今回の「世界百名山」は、文字通り世界の名峰の気高く荘厳な姿を捉えた前人未踏の偉業といえる決定版である。 世界的な登山関係者が選定したこれらの山々は、観るものを、粛然とさせる高貴さで圧倒する。従来、全貌を伝える写真すら存在しなかった作品も多く、写真愛好家、山岳関係者だけでなく、あらゆる人々にこの自然の偉大さを感じさせてくれる。