のび太は、先生やママにしかられたりすると、学校の裏山にやってくる。裏山の自然に心をいやされるというのだ。ドラえもんは、そんなのび太のために、裏山と心を通じ合えるというひみつ道具『心の土』を用意したが。
森は呼んでいるのび太は、先生やママにしかられたり、友だちにいじめられたりすると、学校の裏山にやってくる。陽だまりにねころんで、葉ずれの音や小鳥の声を聞いていると、いやなことを忘れてしまうというのだ。裏山に捨てられた空きカンを拾うのび太を見て、ドラえもんが『心の土』を出してくれた。これをくだいてばらまくと、山と心が通い合うのだという・ところが山とすっかり仲良くなったのび太は、裏山にいりびたりになってしまった……。
人生やりなおし機ママのお友だちが連れてきた五歳児が、名まえを書けたり、引き算ができたりでほめられているのを見たのび太はうらやましくてしかたがない。例のごとく、ドラえもんに、頭と中身と体力は今のままで五歳にもどりたいといい出した。そこでドラえもんが出してくれたのが『人生やりなおし機』だ。人生をやりなおして、昔にもどってもう一度新しく生きなおせる機械だという。さっそく五歳児にもどったのび太は、天才といわれるが……。