●日々草とは?
日々草は,中国では「長春花」の名があり,生命力の強い植物です。1964年,日々草エキスがガンに対して延命効果のあることが日本で初めて発表され,国際的な注目を浴びるようになりました。アメリカでは,日々草のアルカロイド成分であるビンブラスチン,ビンクリスチンという抗ガン作用のある物質が,白血病(小児ガン)の薬として使われています。可憐な花を咲かせる日々草は,これまでにガンやアトピー性皮膚炎をはじめとするさまざまな病気に苦しむ人たちを救ってきました。民間療法として静かに広まってきた日々草療法を,本書ではご紹介します。薬理学,臨床治療という側面からも,この驚異の秘密を解き明かします。