いまのままでは“世界の壁”は越えられない
ワールド杯で分かったこれだけの差。選手、監督、マスコミ、ファンへ、セルジオの箴言!
本書の内容
第1章 W杯が教えてくれたもの――いまのままでは、100年経っても勝てない
第2章 日本が世界基準になる日――日本とブラジル、これだけの差
第3章 日本サッカー・プロ論――Jリーグ発足13年、これからの課題とは
第4章 サッカーの教育と育成――子どもには、好き勝手にやらせるのがコツ
エピローグ 4年後、そして10年後
<■日本が世界チャンピオンになる、その日まで……>
誰もが痛感した、ワールドクラスの壁。いくらマスコミが囃(はや)し立てようと、力の差は歴然。その後、代表に新監督が決まり、まるであのW杯を忘れたような報道が目立つ。ちょっと待ってほしい。選手、協会、ファン、マスコミはもう少し冷静に考えるべきだ。反省すべきところはしっかり反省し、足許を見つめ、世界を見据えていかなければ、本当に“100年経っても勝てない国”になってしまう。〈日本サッカー界は、もっと努力しなければいけません。わたしだって休むつもりはありません。辛口だ、厳しすぎるといわれようとも、勝つためにはっきりと言うべきことを言っていくつもりです。日本が世界チャンピオンになる、その日まで……。〉(本文「まえがき」より)