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日本神話の神々
ニホンシンワノカミガミ
著者名 井上宏生

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ISBNコード 4396110596
判型/頁 新書判/240頁
価格 836円(税込)
発売日 2006/12/19

日本の神話が、これでわかった
神々の叫びが聞こえる
スサノオの悲しみとアマテラスの孤独

<内容の一部>
●「創世記」とは対照的な日本の天地創造
●国生みは厳粛な「まぐあい」からはじまった
●「まぐあい」の術を鳥に学んだ若き夫婦神
●イザナミの死とイザナギの悲しみ
●アマテラスのスサノオへの疑念と不信
●悪役のスサノオとツキヨミの悲劇
●ペルセウスとスサノオ、アンドロメダとクシナダヒメ
●紀州のスサノオと出雲のスサノオ
●「大国主」への道―試練に耐えるオオクニヌシ―
●高千穂の八八社と謎の十字架
●大殿を追われた天上界の女王、アマテラス
●なぜ、天武天皇はアマテラスに熱い視線を注いだか
●孤独の淵を覗いたアマテラス
●神々の格差社会と排除の論理
●神武天皇と維新の志士と金鵄(きんし)勲章

<偉大な神々の、飾らぬ顔が見えてきた>
日本神話の神さまたちは、なぜわかりづらいのだろうか。日本神話の神々は、みな人間的で親しみやすい存在だ。けれども、一人の神さまにいろいろな性格が与えられていて、うまく一つのイメージにまとまらない。スサノオノミコトは凶暴なのか優しいのか、首をひねってしまうのだ。著者は神々の本当の姿を求めて日本神話の舞台となった聖地を訪ね歩いた。神々は聖なる土地でどんな役割を果たし、どのように愛されてきたのか。出雲、高千穂、伊勢…。著者はその地で、いまも生き生きと語られ続ける神々たちの姿に接した。知っているようで知らなかった古代の神々たちの顔が見えてくるとき、誰もが心の霧が晴れる思いがする。それは、日本人の遥かな源が見えた気がするからだろう。