HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 破戒坊




破戒坊
ハカイボウ
著者名 広山義慶
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 439620728X
判型/頁 新書判/240頁
価格 901円(税込)
発売日 2001/12/10

伝説のスケコマシ・菅原志津馬(すがわらしずま)を超える悪党がいた!
タフでスケベでワルイ奴!
極悪坊主・村井法源(むらいほうげん)のゼニ道、スケ道、ケンカ道

著者のことば〉世の中元気がない。不景気のせいか、善人や平和主義者が増えつづけている。この種の人間が増殖すると、世の中、確実に滅亡する。こういう時こそ、 「金」と「女」への欲望に眼をギラギラさせたエネルギッシュな男の登場が待たれるのではないか。そこで創造したのが村井法源。南房州館山(みなみぼうしゅうたてやま)の寺の生まれで前科三犯。生まれながらの三つ玉で、精力絶倫腕力絶大度胸満点。この男が十二年の刑期満了で出所して来たら、世の中バブルが消えて浦島太郎の気分。だが、この男負けてはいない。父の遺品の法衣を着て河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)よろしく奸智(かんち)悪知恵を振りしぼって暴れまくる。まさに平成版河内山宗俊の登場。乞うご期待!

刑期を終え出所した伝説のヤクザ・村井法源は愕然とした。暴力団新法により、組は消滅し、仲間の行方は知れない。悪の限りを尽くしてきた男が直面した厳しい現実。極道はこれからどうやって稼(シノ)げばいいのか。その折、密かに組織犯罪を追っていた神代(じんだい)刑事が刺殺された。神代は「警察に事件は解決できない。だが法源には出来る」という遺書を残していた。犯罪には、株式会社化して拡大する暴力団・仙田組が関係するという。神代の言葉の意味は? 法源は金儲けの臭いを嗅ぎつけた…。