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NON時代伝奇ロマン
戦国魔火矢(マフィア)
センゴクマフィア
著者名 羽山信樹
在庫なし

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ISBNコード 4396207301
判型/頁 新書判/208頁
価格 922円(税込)
発売日 2001/12/10

文芸評論家 菊地 仁氏 激賞
「ゲームを超えた面白さ。司馬遼太郎『国盗り物語』の対極にある大傑作!」
若き日の信長と独立戦闘集団との死闘を、豪胆な発想で描いた痛快無比の戦国ロマン!

爽快でエネルギッシュな傑作 文芸評論家 菊地 仁
 私はかつて二十一世紀の時代小説界を担うのは羽山信樹を筆頭に安部龍太郎、宮本昌孝の三人だと思っていた。特に羽山は戦国にしろ幕末にしろグローバルな視点にたつことにより、従来の常識的な解釈を内部から打ち壊すことを意図していた。
本書と同じ題材を扱った作品に司馬遼太郎『国盗り物語』があり、これを正史にのっとった傑作とすれば、本書は稗史(はいし)(小説体の歴史)のまぎれもない傑作である。発想の奇抜さ、プロットの巧みさ、人物造形のユニークさなどは、ゲームを超えた面白さで、平成不況をけちらす爽快でエネルギッシュな作品である。これこそ大衆小説が巷間(こうかん)にあって持ち続けてきた、戯作者の反骨精神の賜物(たまもの)であろう。

戦国動乱のただ中、いかなる勢力にも与(くみ)しない精鋭の独立戦闘集団があった。人呼んで"魔火矢(まひや)党"。その若き首領・土岐名誉(ときめいよ)は巨富を得るため、並みいる梟雄(きょうゆう)の利権を貪り、援軍を請いに日参する戦国武将を、逆に策謀の闇に葬っていた。下克上の裏に暗躍する魔火矢党の真の狙いとは? やがて次なる標的(ターゲット)を織田信長と今川義元に定めた名誉は、想像を絶する作戦を信長に仕掛けた! 雄大にして大胆な構想と軽快な筆致で贈る、興奮必至の傑作戦国アクション!