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龍の黙示録 東日流妖異変
リュウノモクシロクツガルヨウイヘン
著者名 篠田真由美
在庫なし

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ISBNコード 4396207336
判型/頁 新書判/328頁
価格 964円(税込)
発売日 2002/02/07

新世紀の吸血鬼伝説、待望の第二弾!
荒覇吐(あらはばき)の剣、美神、そして妖しき儀式「御還(おかえ)り祭」…
龍と透子はキリスト伝説残る津軽へ!

美貌の著述家・龍緋比古(りゅうあきひこ)のもとに一通の手紙が届いた。送り主は青森の寒村に住む女子高生。そこには、百年に一度行われるという「御還り祭」なる妖しき儀式と、不安が綴られていた。ある疑念を抱いた龍は一路東北へ向かった。一方、龍の不可解な行動に胸騒ぎを覚えた秘書の柚ノ木透子(ゆのきとうこ)とメイドのライラも後を追った。だが、龍たちを待ち受けていたのは、人外の妖物と、吸血鬼「御還り様」を中心とする村の異端者抹殺の歴史だった…! 著者が心境地を拓いた伝奇シリーズ第二弾!

〈著者のことば〉
物語を書くというのは、釣りをするのに似ている気がする。自分の頭の中に糸を垂らして、深い水の中にいる物語という魚を引っかける。首尾良く意識の上に引き出せるときもあれば、いることはわかっているのに逃げられてしまうことも、もはや魚なんて一尾もいないのじゃないかと思うこともある。
今回の獲物は私にしては少々異色だが、意図してそうしたというよりは、そういう魚がかかったんですとしかいいようがない。でも、なかなかにスケールが大きくて味もいいと思いますよ。ま、おひとつ。