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長編グルメ・ミステリー書下ろし
京都「新懐石」殺人事件
キョウトシンカイセキサツジンジケン
著者名 金久保茂樹
在庫なし

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ISBNコード 4396207352
判型/頁 新書判/256頁
価格 922円(税込)
発売日 2002/02/07

〈老舗の総料理長はなぜ狙われた? トロッコ列車、10分間の死角〉
市田ひろみ氏(服飾評論家 京都在住)が太鼓判!
「群を抜いて面白い"京都もの"随一の傑作」
金久保茂樹既刊「みちのく蕎麦街道殺人事件」TVドラマ化!
(テレビ東京系「女と愛とミステリー」今夏放映予定)

晩秋の京都嵐山を走るトロッコ列車内で、老舗旅館の総料理長室田が何者かに刺殺された。折しも市内を取材中だった被害者と旧知のカメラマン夏樹優一郎は驚愕、独力で真相究明に乗り出した。やがて浮上した料理業界内の確執と室田の性癖。夏樹は容疑者を絞り込むが、すべて完璧な不在証明(アリバイ)があった。さらに室田が遺した謎の言葉に夏樹がヒントを見出したとき、第二の事件が…。古都の旅情、垂涎の味覚情報、意表を衝く仕掛け(トリック)を満載し、新鋭が飛躍を見せた大好評グルメ推理(ミステリー)の最新傑作!

料理と人間を描き切った"京都もの"随一の傑作!
服飾評論家 市田ひろみ
"京都もの"と呼ばれる作品は数えきれないほど読んだが、この『京都「新懐石」殺人事件』は、群を抜いておもしろい。それは、金久保氏の緻密な取材と調査力のすごさによるものだろう。
 京都の料理業界も、時代の流れの中で、まさに新・旧の対比があり、そうした人間模様のおもしろさ、おそろしさを、見事に描き切っている。  京都の四季の美しさを縦糸に、人間の業を横糸に、トロッコ列車の殺人から終章まで、一気に読ませる傑作だ。