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伝奇アンソロジー
鬼鬼鬼(ききき)
キキキ
著者名 高橋克彦/藤木 稟/加門七海
在庫なし

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ISBNコード 4396207379
判型/頁 新書判/272頁
価格 922円(税込)
発売日 2002/04/15

豪華競演
現代伝奇の最先端!
鬼が笑うと人が死ぬ

光孝(こうこう)帝が崩御した直後の仁和(にんな)三年(八八七)。陰陽師の弓削是雄(ゆげのこれお)が生首五つの幻影を魔物に見せられた翌朝、惨殺死体が発見された!
文明開化に沸く頃、奈良県吉野の山村で二人の女児が"神隠し"にあった。架橋工事の監査に派遣された内務省の立花が見た悪夢とは?
蝶の上に鬼の乗る写真。合成か? それとも…。真相を追って訪ねた撮影地大江山には摩訶不思議な出来事が待ち受けていた!
平安、明治、平成―時代を超える鬼! ベテランと気鋭たちが伝奇ホラーの新たな地平を拓く傑作集!

高橋克彦(たかはしかつひこ)「空中鬼(くうちゅうき)」――鬼は自分の中にある恐れや自我が仮託(かたく)されたものである。百人百様の鬼がある。才能を買っているお二人は実に個性を生かした仕事を果たしてくださった。
藤木 稟(ふじきりん)「鬼を斬る」――様々な時代の鬼をテーマに競作を、との企画を面白がっていたのも束の間。まさか明治時代担当になるとは。頭を振り絞って書いた、思い出深い作品です。
加門七海(かもんななみ)「大江山幻鬼行(おおえやまげんきこう)」――平成の鬼というテーマで書かせて頂きました。果たして、この現代に鬼は鬼として存在するのか。私はいると思います。読者の方々はどう思います?