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長編本格推理
中華街殺人旅情
チャイナタウンサツジンリョジョウ
著者名 斎藤 栄
在庫なし

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ISBNコード 4396207425
判型/頁 新書判/232頁
価格 901円(税込)
発売日 2002/06/13

テレビ東京系“女と愛とミステリー”放映で大好評
「京都羅生門殺人旅情」(辰巳琢郎主演)原作シリーズの最新作!
東京、横浜、神戸、長崎 殺人4都物語の大逆転!

<ベル旅行社(トラベル)>の夏木梨香(なつきりか)が中華街ツアーの取材で出会った料理人陳孝明(ちんこうめい)の周辺で、奇怪な事件が連続した。ベイエリアの密室倉庫で死んだ貿易商、大型犬に噛(か)み殺された美女、秘密任務の遂行中に突如、変死した調査員――梨香は、警察庁小早川(こばやかわ)警視正の協力を得て、事件の謎を追う。東京台場の新名所「小香港(リトルホンコン)」から、横浜(よこはま)、神戸(こうべ)、長崎(ながさき)と、日本三大中華街を西へ辿(たど)った先に、待ち受けていたのは、すべての推理を覆す、驚くべき真相だった! 小早川警視正・殺人旅情シリーズ、待望の最新作!

<著者のことば>
大昔。大陸から侵攻してきた武装勢力は、原始日本人を完全に征服した。そのときから日本文化は大きく変貌(へんぼう)し、言語、武器は言うに及ばず、食べ物も大変化を迎えた。 今日、日本の大都市を中心に、世界に誇(ほこ)れる巨大チャイナタウンが発展している。これは、かつてのように受け身ではなく、東京・横浜・神戸・長崎という都会が、前向きに進歩させた結果なのである。私は、こうしたチャイナタウンの歴史を踏まえながら、その地をめぐる恐るべき連続ミステリー殺人を描いてみた。その狙(ねら)いというのは、読者のみなさんに、怪奇な事件の謎解きを提供し、同時に、あらためて現代日本の中華料理の動向に光を当てようとするものだ。