HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 秘本将門記シリーズ




全巻を見る
秘本将門記2/凶星起つ
ヒホンショウモンキ2キョウセイタツ
著者名 谷 恒生
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396207433
判型/頁 新書判/272頁
価格 922円(税込)
発売日 2002/06/13

濃厚なエロティシズムと迸(ほとばし)る血潮!
裏切り、寝返り、策謀の渦
将門を襲う試練の嵐!

平安京に勤仕する将門(まさかど)の許に、坂東(ばんどう)から急報がもたらされた。所領の豊田(とよた)が一族郎党によって分け取りにされたのである。急遽(きゅうきょ)帰郷した将門は怒髪天を衝(つ)く勢いで、かつての忠臣鎌田黒須紀(かまたのくろすき)を討(う)つ。さらに伯父で常陸(ひたち)の大掾平国香(だいじょうたいらのくにか)と坂東屈指の大豪族源護(みなもとのまもる)を撃破。だが、将門に安息の日々はない。一族の土地争いを、朝廷への叛逆とすり替える策謀と、西海で叛逆の機を窺う藤原純友(ふじわらのすみとも)に呼応させる動きが渦巻いていた…。濃厚なエロティシズムと迸(ほとばし)る血潮で描く時代絵巻の第二弾!

<著者のことば>
坂東(ばんどう)の大平原に蹄音が騒然となだれ、合戦の雄叫(おたけ)びがひびきわたる。平将門の剛剣が唸(うな)りをあげて一閃するたびに、敵の首が飛び、腕が飛び、血潮が乱れ散る。剛強無類の将門の駈けるところ、累々(るいるい)と敵の屍(しかばね)が横たわる。 坂東平野に舞台を移した疾風怒濤の平安合戦絵巻はいよいよ佳境を迎える。合戦と恋、将門に安息のときはない。 西海で叛逆の時機をうかがう藤原純友(ふじわらのすみとも)。大盗賊熊坂長範(くまさかちょうはん)の思惑はなにか。 坂東平野の烈風の中で剛剣をふるう将門の勇壮な姿をご堪能いただければ、作者としてこれにまさる喜びはありません。