せつら、幻十（げんと）、メフィスト…
魔人たちの青春、凄絶なフィナーレ！

超古代より復活を遂げた史上最強の敵“王”が<魔界都市“新宿”>制覇に乗り出した。未曾有の危機に、高校生の秋せつらと浪蘭幻十（ろうらんげんと）、メフィストの三人によって<魔人同盟>結成が宣言された。一方、せつらの初恋の少女・志保は魔法によって人形と化して“王”の手下となり、繰り出された四人の刺客と共に<新宿高校>に迫った。刺客たちの前にせつら、幻十は重傷を負い、窮地に陥（おちい）った<同盟>。果たして壮絶な死闘の行方は？ 魔人たちの青春時代を描いた巨編、ここに完結！

<著者のことば>
<魔人同盟>はここに最終巻を迎える。
まだ書き足りないような気もするのだが、せつらと幻十の青春の思慕の物語を、読者は愉しんでくれただろうか。
彼らの若き日々は、けっして甘哀しいだけのもではない。やはり、この二人は、血と戦慄の<魔界都市>の住人なのである。『魔人同盟（完結編）』は、その凄絶なフィナーレに相応（ふさわ）しい。