呪禁官ギアの活躍が読めるのは
ノベルズだけ!!
牧野 修
〈クトゥルー〉と名づけられた世界初の霊的発電所の周辺で呪的(じゅてき)災害が頻発した。緑色に腐敗した巨大な赤ん坊が近隣の街を破壊したのだ。この種の災害や違法な呪的(じゅてき)犯罪を取り締まる呪禁局特別捜査官に緊急出動命令が下る。新人の葉車創作(はぐるまそうさく)(ギア)は、災害の裏に、大鴉(おおからす)を操って先輩の龍頭麗香(りゅうずれいか)を殺したサイコムウの暗躍を知る。その狙いが発電所の破壊と気づいた葉車たちは厳戒態勢に入る。そこへ狂信的な科学武装集団が侵入。世界の破滅を目論(もくろ)む邪悪な生命体と壮絶な魔戦が始まった……。
<著者のことば>
お待たせしました、というか何というか。待ってなかった人には申し訳ない。呪禁局特別捜査官ギアの物語の続編を書いてしまいました。続編とはいえ独立した物語になっているので、この本から読んでも楽しめるはず。騙されたと思って読んでみてください。騙してるかもしれないけど。それから、続編の刊行を待っていた奇特な人。もしおられましたら御免なさい。1年も待たせてしまいました。これもひとえにわたしが愚図なせいです。その間に少年ギアは青年ギアに成長しました。
というわけで、ギアとその友人たちはまたもや世界の命運を賭けて大活躍。魔術と科学が入り乱れての大活劇が始まります。