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天才・龍之介がゆく!・殺意は青列車が乗せて
テンサイリュウノスケガユクサツイハブルートレインガノセテ
著者名 柄刀 一
在庫なし

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ISBNコード 4396207727
判型/頁 新書判/288頁
価格 943円(税込)
発売日 2004/02/10

謎解き自慢の諸君、かかってきなさい!
<柄刀ミステリーの傑作誕生!>
誰にも見えない車両、誰にも見えない行き先
ミステリートレインはなぜ消えた?

奇妙な黄色い部屋、謎の黒い火の玉……。天才・天地龍之介(あまちりゅうのすけ)の行くところ怪事件がある。極めつけは、鉄道ダイアグラムの魔術師が企画したミステリートレインの乗っ取り事件! 乗客が行き先・ルートを当てるイベント列車に爆弾が仕掛けられたのだ。龍之介と従兄弟の光章(みつあき)は車中の後見人を救おうとするが、列車がどの路線からも発見できない。どこへ消えてしまったのか? しかも、光章の恋人・長代一美(ながしろかずみ)が犯人に捕らわれて……。龍之介、博覧強記の頭脳でこの大ピンチをどう切り抜ける!?

<著者のことば>
ミステリー――それも日本のミステリーの世界では、“列車”と言う単語にも特別のニュアンスが含まれています。列車は比較的頻繁に、アリバイトリックに駆使されたり、人質達の檻になったり、消失ものの大道具になったりしますから。ある意味それは、“館”に通じるものかもしれません。本格ミステリーの世界では、列車はレールの上を走る館なのでしょうね。