HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 旅行作家・茶屋次郎の事件簿




全巻を見る
薩摩半島 知覧殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
サツマハントウチランサツジンジケンリョコウサッカチャヤジロウノジケンボ
著者名 梓 林太郎
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396207751
判型/頁 新書判/256頁
価格 922円(税込)
発売日 2004/02/10

茶屋次郎が解く謎の殺意
夫婦惨殺、しかし、死んでいたのは妻ではなかった。薩摩の小京都・知覧を舞台に茶屋次郎は美しい姉妹を追う。そしてそこにあった歴史の真実とは…

東京・目黒の自宅付近で夫婦が惨殺された。妻は旅行作家・茶屋次郎(ちゃやじろう)の知り合いであった。しかし、事件は思わぬ方向に発展した。殺されていたのは、別の女性だったのである。 茶屋は、消えた妻の多万紀(たまき)を追って鹿児島へ飛んだ。そこには彼女の出生の秘密が隠されていた。さらに坊津(ぼうのつ)で女性の死体が浮かんだ。連続殺人……。交わるはずのない線が一本の糸で結ばれたとき、もう一つの危機が迫る! 薩摩の小京都・知覧、天然の良港・坊津、そして指宿を舞台に、茶屋の推理が冴える!

<著者のことば>
この作品の取材計画がまとまったとき、あらためて鹿児島県の地図を広げた。私は「薩摩」では鹿児島市と指宿(いぶすき)市にしか行ったことがなかった。したがって見たい場所は何か所もあったのだが、なかでも知覧町には足を運んでみたいと思った。
第二次大戦中、知覧には、大隅(おおすみ)半島の鹿屋(かのや)とならんで特攻隊基地が設けられていた。そこには、記録に残らない秘められた歴史が、封印されていそうな想像が湧いたからである。