神聖視される亀に隠された古代のメッセ-ジとは?
霊的国防を担う現代の陰陽師!
鬼才が初めて挑む書下ろし伝奇小説
<未曾有(みぞう)の大凶事が迫っている>
宮内庁に極秘に属し、日本の霊的国防を司る陰陽師(おんみょうじ)・中橋空斎(なかはしくうさい)の掛(け)に、戦慄の事態が! 凶事とは何か、いつどこで起こるのか? 奈良時代の陰陽道天貴流の秘録が解読できれば、防衛策が取れるのだが…。一方、空斎の親友である作家の神山(こうやま)は、丹後で出土した亀の甲羅の謎を追っていた。瑞祥亀(ずいしょうき)、改元、浦島伝説・・・神聖視されてきた亀に隠された古代のメッセージ。それこそ国家の危機を示すものだった。果たして空斎は凶事を防ぐことができるのか?
<著者のことば>構想四年、執筆二年、初の伝奇小説をお届けします。複数の同業者を驚倒せしめたとっておきの話なので、楽しんでいただけると思います。では、未曾有の世界へ、をん!