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猫子爵冒険譚 血文字GJ
ネコシシャクボウケンタンチモジジージェイ
著者名 赤城 毅
在庫なし

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ISBNコード 4396207948
判型/頁 新書判/264頁
価格 922円(税込)
発売日 2005/02/08

猟奇殺人の現場に遺された“悪魔の紋章”の意味は?
闇の貴公子 ベルリンの恐怖に挑む!
まったく新しいダーク・サイド・ヒーロー誕生

夜と霧、そして……断末魔(だんまつま)
黄金の1920年代
退廃の大都ベルリンに
惨殺された娼婦ひとり
遺体の傍らに残されたのは
鮮血でしるされたGJの文字!
旧友を殺され憤怒(ふんぬ)に燃える
若き女伯爵ウルリーケを襲う
奇怪な事件の連続
闇にうごめく殺人鬼
陰謀をたくらむ暗黒の騎士団
窮地におちいった彼女を救うべく
乗りだしたのは幼なじみ
「猫子爵」こと鷹宮洋一郎(たかみやよういちろう)!
超絶の青年魔術師があばいた
戦慄の真相とは!?

〈著者のことば〉
ワタクシ、ノン・ノベル初登場というのに、いかなる悪魔のハカライか、戦間期、1920年代のベルリンという、日本では、あまりなじみのない世界の物語を考えついてしまったアホな小説家、赤城毅(あかぎつよし)と申します。ただ、すばらしい舞台だと思うのですよ。「黄金の20年代」と呼ばれるぐらい芸術や文化が栄える一方で、政治のほうでは、のちのナチス政権につながる動きが出てくる。何が起きても不思議ではない雰囲気です。行きかうひとびとも面白い。ディートリヒ、グレタ・ガルボ、フロイトにアインシュタイン、ヒトラーとゲッベルス……。こんな世界で、日独混血の子爵と可憐な女伯爵が活躍します。だまされたと思って、ご一読いただければ幸い。