<魔界都市“新宿”>に最強の吸血鬼一族が降臨した――
メフィスト復活!!
「ヴァンパイア・フリークも大満足。最高峰『夜叉姫伝』にも匹敵する、天才・菊地秀行からの何より素晴らしい贈り物だ」
篠田真由美氏、大興奮!
草木も凍る冬の晩、<魔界都市“新宿”>に流星が墜(お)ちた時、惨劇は始まった。「メフィスト病院」に忽然(こつぜん)と現れた漆黒(しっこく)の馬車。そこから降り立った彼らこそ、魔界医師メフィストの宿敵にして朱(しゅ)の吸血鬼、ブリューベック一族だった。<区民>に虐殺を繰り広げる悪魔に立ち向かう、白き医師と<新宿>の誇る魔人たち。だが、その一人<魔界刑事>屍(かばね)はたちまち敵の手に落ち、敵味方も知れぬ魔戦と化した…。
紅(くれない)に染まる都市に希望の光はあるのか? 5年の沈黙を破り、メフィストここに復活!
<吸血鬼フリークも大満足! 天才・菊地秀行の素晴らしい贈り物>
作家 篠田真由美氏
天才・菊地秀行が書き続ける魔界都市<新宿>の物語。その中でも今に至るまで最高の傑作は吸血美女との壮絶なバトルを描いた『夜叉姫伝(やしゃきでん)』だと信じて疑わぬヴァンパイア・フリークにとって、『夜怪公子』はなにより素晴らしい贈り物だ。
<新宿>に再び吸血鬼の来襲。前回のチャイナ幻妖とは趣(おもむき)を変えて西欧の香気漂(ただよ)う夜の一族を、迎え撃つは魔界医師。漆黒(しっこく)の闇、血の紅に抗して純白のケープがひるがえる。咲け、ドクター・メフィスト。絢爛(けんらん)と!!