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情愛小説
大人の性徴期
オトナノセイチョウキ
著者名 神崎京介
在庫なし

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ISBNコード 4396208030
判型/頁 新書判/232頁
価格 901円(税込)
発売日 2005/08/29

躯と心は矛盾だらけ
恋人への愛しさ、妻への愛情。そして愛人への欲情。狭間で揺れる男たちがいきつく、新たな快楽のステージとは?

<あの頃の性への情熱はもう蘇(よみがえ)らないのか>四十歳を過ぎて、竹野泰和(たけのやすかず)は恋人・原田理恵(はらだりえ)に欲望の昂(たか)ぶりを感じられなくなっていた。彼女を嫌いになったわけではないが、肌を合わせた後、漠然とした不満が残ってしまう。戸惑う竹野は友人・川上(かわかみ)から<刺激の求め方が変わったのだ>とアドバイスを受ける。経験を重ねた今の自分を満足させる交(まじ)わりとはどんなものか。別れを予感する彼女に竹野が求めた新たなる性愛のステージとは……。男と女の飽くなき性を探求した会心の情愛小説!

<著者のことば>
男は年齢がいくつになっても、若々しい意識を持ちつづけるものだ。しかしそれによって、男は齢を重ねていることへの意識も、性的にも成長を遂げているという自覚もしなくなったりする。誰しも十代の頃に、第二次性徴(せいちょう)期を経験するが、二十代以降に、次の性徴期を迎えるという意識は薄い。本書では、性徴期を迎えた男女の戸惑いや苦労、そしてそれらを乗り越えた時に訪れる喜びについて、さまざまな形で描いた。異性のことがわからなくなった時。それはあなたが性徴期に入っているからかもしれない……。