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魔大陸の鷹シリーズ・氷海の狼火
マタイリクノタカシリーズヒョウカイノノロシ
著者名 赤城 毅
在庫なし

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ISBNコード 4396208219
判型/頁 新書判/248頁
価格 922円(税込)
発売日 2006/08/30

話題沸騰!「魔大陸の鷹」シリーズ、新展開の第2弾
「北極に針路を取れ――」
叩きつける波濤(はとう)、吹きすさぶ雪嵐(ブリザード)!
地下王国アガルナの“秘密”を求め
剣の快男児、魔の海域に挑む!

北極海に突如新しい島が出現!? 異変は地下王国アガルタの力によるものだ! 碩学大木戸(せきがくおおきど)博士のひと声に、冒険児・伊集院従吾(いじゅういんじゅうご)は、一九二四年、最新鋭艦「黒姫(くろひめ)」に乗り込んだ。危険な金髪美女と爆弾娘、変人学者とともに目指すは極地。だが、氷が支配する海で待っていたのは、新領土獲得を狙う米国の空母、そして海兵隊の凄腕(すごうで)が操縦する戦闘機。かくて、北の果てで大海戦が勃発(ぼっぱつ)する! 海底深くUボートで不気味な動きを見せる鉄仮面の教授(プロフェッサー)、その上に君臨する謎の怪少年……。ますます混迷する秘宝争奪戦の行方は!? 

〈著者のことば〉
戦前に、平田晋策(ひらたしんさく)先生が書かれたご著書に『新戦艦高千穂』というのがあります。今でいう仮想戦記みたいな作品で、北極の秘密境を自国の領土とするために、日本とA国B国(ほら、あそことこっちの国ですよ)が艦隊を派遣し、大海戦をくりひろげるというものでした。まあ、日本はあくまで正しく、A国B国はとことん卑劣で野蛮と、当時の常識(?)を守った快作で、昔、その復刻版を読んだ私は、すっかり虜(とりこ)になってしまったものです。で、今回は『新戦艦高千穂』にオマージュを捧(ささ)げようと、「新巡洋艦黒姫」を出したわけですが……そこは私のこと、空母や潜水艦、怪物入り乱れての怪作になってしまいました。平田先生ごめんなさい。