●本両替(ほんりょうがえ)町(中央区)―金座と呼ばれた、金貨鋳造所があった。●角筈(つのはず)(新宿区)―殺風景で荒んだ場末の土地が、大繁華街に●菊坂町(文京区)―ずぼらなホテルに、異端・奇骨の鬼たちが●麻布市兵衛(あざぶいちべえ)町(港区)―私娼街として賑わった町には大使館が●木挽(くびき)町(中央区)―「大銀座」に呑み込まれた歌舞伎発祥の地●黒門町(台東区)―名人にして艶福家の噺家が町の名を背負う●柏木(新宿区)―1000年の歴史を有する名は消えても桜は残る●松坂町(墨田区)―「忠臣蔵」の舞台になった町には小公園が・・・かつて東京には、歴史と文化の薫る町名があった!消えてしまった30の町を歩く。