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五重塔、講堂、不開(あけずの)門……
いたるところに秘史と逸話が隠れている
古いものが古いままで新しい
1994年、世界遺産に指定された京都・東寺。炎上の歴史をもつ五重塔、講堂の立体曼荼羅、戦乱の矢傷を残す不開(あけずの)門……伽藍と宝物に記された謎を読み解くことで、弘法大師・空海の現代人へのメッセージが今、明らかに!
●弘法大師空海の秘密道場・東寺の扉が今、開く
●東寺は密教を映し出す巨大な装置だった
●東寺はなぜ、空海に与えられたのか
●五重塔はどうして倒れないのか
●五重塔の"隠された絵"とは何か
●実は足を切られていた千手観音
●講堂の二十一尊は何を語っているのか
●不動明王が涙を流した蓮花門
●足利尊氏が九死に一生を得た不開(あけずの)門
●東寺と西寺、明暗を分けた天福元年