自然に逆らうと、体は歪む。むりなく調整しようという発想の好著。
神奈川歯科大学医学博士 東 一善
カバンを掛ける癖、鼻のかみ方、歩き方……ちょっとした無意識な日常の生活習慣が、骨格を歪め、プロポーションを崩し、大顔を作り出す。ほんのわずかな心遣いであなたは美しい「小顔美人」に生まれ変わる。
自然への回帰を狙う大胆な発想
神奈川歯科大学 口腔組織学教室 医学博士 東 一善
無理をすれば道理が引っ込む。人体は自然の摂理(道理)の上に成り立っている。かみ合わせが少しでもくるってくると、顎関節に無理がくるし、それ以外の部分もおかしくなってくる。小顔矯正という言葉は著者山田氏の造語であるが、おもしろい点に着目していると思う。無理な部分を矯正し、自らが本来の持っている自然の形に戻そうという発想である。
体と顔が自然の体であれば、顔の大きさは目立たないし、それが小顔に繋がってくるものと考える。急にそのゆがみを直そうとすると、その反発が生じ別の部分の変形が起きてくる。その点、彼のやり方では無理なく調整して戻そうというのである。この本を読むと、その方法で試しにやってみようかなと思う。