あるある! 名前が思い出せない。
言ったことをすぐ忘れる。
よく物を落とす。
あげくは、食べたものさえも……
こんな症状のあなたに贈る一冊!
英雄・偉人たちの抱腹絶倒トンデモ集
●錠前屋に間違えられた夏目漱石
●知人の顔は忘れても犬の顔は覚えていた志賀直哉
●シェークスピアの大いなる錯覚
●自作を贋作と訴えたロダンの赤っ恥
●ベートーベンはなぜ借家を追い出されたか
●東ローマ帝国の滅亡は、一兵士の城門の閉め忘れが原因
●美空ひばりの歌を独り占めにしたタクシードライバー
偉人たちの伝記を読んでみると、彼らが実に多くの忘れ物をしていることに気づく。彼らは、まさに忘れ物の天才なのである。人間は忘れる動物であり、「幸せ」とは自分を忘れた瞬間にあるのである。(「はじめに」より)