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今に甦る「心と体の調和―内観法」の極意
白隠禅師の読み方
ハクインゼンジノヨミカタ
著者名 栗田 勇
在庫なし

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ISBNコード 4396312814
判型/頁 文庫判/296頁
価格 628円(税込)
発売日 2001/11/20

『道元の読み方』『良寛の読み方』に続くシリーズ第3弾!
悩んだらこの方法をやってみろ。
嘘だと思う前に、まず始めてみろ!

「わしの云うことが嘘だったらこの首をやる」
 素直にいおう。七年ほどまえ私は、原因不明の不治の病に似た症状で、絶望していた。私は、そのとき白隠禅師に救われたといってもいい。手のつけようもない病で藁(わら)をもつかむ心境でひらいた頁(ページ)には「わしの云うことをやってみろ。わしの云うことが嘘だったらこの首をやる」といわれている。
 しかも、その秘法というのが「呼吸法」と「内観法」だ。心を腹にあつめて静かに複式呼吸をするだけだ。いま、原書を片手に自分の本を読み直し内観法にとりくむ決心をした。

白隠さんは私たちの幸せを願って生涯を賭(か)けた。その極意は、心身の一致、丹田(たんでん)呼吸法をます始めよということだった。こういうと簡単に聞こえますが、背景には東洋5000年の歴史があり、釈尊(しゃくそん)の教えの道があったのです。 (「はじめに」より)