活力に満ちた人と街から、
新しい何かが生まれる
直木賞作家 山本一力氏も大満足!
<「東京発」の「日本初」、その誕生物語>
動物園、地下鉄、とんかつ、鯛焼き、お子様ランチ……今あるものの発祥地を歩いたり、元祖の店で話を聞いたりして、始まりの時の、気分の高揚(こうよう)を味わってみよう。新しい何かが生み出される時、都市は活力に満ちている。
(「まえがき」より)
<幾つの「事始(ことはじめ)」を知っているだろうか
山本一力(やまもといちりき)>
物事にはすべて、始まりがある。
そんなことはあたりまえだと、鼻で笑う前に、ぜひ自身に問いかけてみて欲しい。「ならば、幾つの事始を知っているか」と。
たとえば食品のあんぱん、とんかつ、鯛焼き。あるいは公衆電話、地下鉄、超高層ビル。いずれも当世では、あって当然だと思い込んでいるものばかりだ。
ところがそれらにも、事始がある。
本書で先達の苦労を知れば、新たな感謝の気持ちがわきあがることだろう。