<「現在」を見据え、「未来」を切り拓く>
「ドラッカーの言葉は、日本人の悲観論を払拭してくれる」
アサヒビール相談役 樋口廣太郎氏
日本が再生するために、私の言葉が役立つなら、この上ない喜びである。本書が大きな成功を収めることを願っている。
――ピーター・ドラッカー――
<社会生態学の巨星ドラッカーが指摘する日本の「可能性」>
バブル崩壊後の成長条件とは
抜群の目標達成能力を支える「守、破、離」の伝統
民間の新規事業がもたらす経済効果
進学率が経済力を左右する
栄える企業は人間を大事にする
中間層が日本の潜在能力を支える
<日本人の悲観論を払拭(ふっしょく)する、勇気の書>
アサヒビール相談役 樋口廣太郎
今、日本経済は逆風の中にあるといわれている。だが、逆境にあるからこそ、ビジネスチャンスも生まれる。前例のないことに挑戦できるからである。私が議長を務めさせていただいた経済戦略会議でも、衰弱した日本の体質改善には、やはり企業の開業率を高めること、つまりニュービジネスが大切だという認識で一致している。
本書は、ピーター・ドラッカー氏の箴言(しんげん)を網羅し、その中で繰り返し「起業家」や「新規事業」が日本再生の鍵であると説かれている。また、日本にはそれだけの実力があるとも指摘されている。まさに同感である。日本人の悲観論を払拭し、挑戦への勇気と希望を与えてくれるにちがいない。