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名僧たちが辿りついた目ざめへの路
仏教入門
ブッキョウニュウモン
著者名 松原泰道
在庫なし

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ISBNコード 4396313659
判型/頁 文庫判/288頁
価格 628円(税込)
発売日 2004/12/08

名著、遂に文庫化。
釈尊の教え、宗派の違い…第一人者が真摯に説き明かす

釈尊、聖徳太子、最澄、空海、法然、親鸞、道元、日蓮、白隠−−9人の高僧・先達は、その生涯を賭けて、何を語ろうとしたのか。97歳にして今なお仏の教えを現代人に説き続ける斯界の第一人者が、日本仏教の源流を探る。

<釈尊の説く「目覚めへの路(みち)」のための交通標識>
 紀元前四六三年、インドに生まれた釈尊(釈迦)の教えに基づいて成り立った宗教が仏教です。しかし、釈尊が八十年の生涯に説いた教えは莫大な量です。
 日本仏教の各宗の祖師は、山のような経典の中から、自分の「信」と、時代の救いを考えてお経を選び、その説くところにしたがって新宗派を開いてくれました。しかし、今はかえってそれが煩瑣になるという逆効果の面もあります。しかも、各宗派の教義や信条が難しすぎて分かりにくいのです。
 私は釈尊から各宗派への分かれ路と、宗派間の脈絡・系譜を中心に学びたいと思います。言うならば信仰路線の交通標識の設定です。(「まえがきにかえて」より)