大増税、ペイオフ解禁……
迫り来る国民資産収奪にどう備えるか
あの戦慄のベストセラー
ついに文庫化!
<「虎の子」を国に奪われないために!>
累積財政赤字が1,000兆円に近づく日本。
政府はその穴埋めに、まずは大増税策を打ち出した。
だがそれは「国民資産没収」の序曲に過ぎない。
昭和21年2月に突如として断行された「預金封鎖」。
銀行の引き出し制限と旧札の使用効力停止という
非常手段が、ふたたび私たちを襲う。
そのとき、私たちは大切な「虎の子」を、
どのように守り抜けばよいのか。
<預金封鎖の準備は整っている(著者まえがきより)>
本書に書かれた内容は、ますます現実味を帯びてきた。
2005年は敗戦からちょうど60年である。
この年を契機に、世界経済の大変動が始まる。
米国経済の大不況(リセッション)が始まり、
それを引き金としてやがて世界大恐慌へとつながるだろう。
世界基軸通貨である米ドルの覇権が一時的に瓦解(がかい)し、
世界は数年間の間、大恐慌の中を漂流する。
日本は否応なく、この大きな渦の中でもがき苦しむ。
日本では2004年11月から、20年ぶりの新札切り替えが行なわれた。
これが迫り来る“預金封鎖”の予兆であり準備段階である。