「企業を活性化するのは、社員一人ひとりの改革への情熱と取り組みだ。この本に克明に記録された現場の苦闘を、私は誇りに思う」
松下電器産業 中村邦夫会長
特別書き下ろしを加えた待望の決定版!
<松下復活の物語は、日本再生の指針である>
2118億の赤字が、わずか2年半で1266億円の黒字へ。奇跡のV字回復の背後には、トップの不退転の決意と、権限委譲された現場の苦闘があった――新体制を徹底 取材した特別書き下ろしを加え、「中村革命」の全貌に迫る。
社員一人ひとりを本気にさせた「現場革命」の実態
●なぜ中村邦夫は「松下幸之助」の聖域に手をつけられたのか
●日本企業に共通する「四つの致命的欠陥」
●巨大な組織が「垂直立ち上げ」を可能にした方法
●いかにして「マネシタ電器」から「技術の松下」に変貌したのか
●ベルトコンベアなんていらない
●いかにして顧客にメッセージを伝えるか
●聖域なき構造改革で、「テレビ最終戦争」に勝利せよ
●35歳の社員に任された人員整理
●営業の原点――「供給側の論理」から「買い手の論理」へ