激辛極道小説
知る人ぞ知る芥川賞作家の名作
凄絶すぎる！　悪すぎる

<マリーは泣きそうな子供のような顔をした。「なにする！」圧（お）しころした声で言った。「犯しに来た」その一言で、マリーは硬直した>冷酷無比の極道（ヤクザ）、山崎。優男（やさおとこ）ではあるが、特異なカリスマ性を持つ彼が見せる、極道の暴力と、常軌を逸（いつ）した愛とは！　フィリピン女性マリーを妻にしたとき、恐るべき運命が幕を開けた……。当代一の鬼才が描いた各紙絶賛の問題作！