維納(ウィーン)菓子・骨董音匣(オルゴール)・死体。
作家探偵 霞田(カスミダ)志郎・第四弾。
「ウィーンの銘菓とモーツァルトの夕べ」の最中(さなか)、ピアニスト・倉坂杏(くらさかあんず)がホテルの密室で殺された。傍(そば)には『美しき青きドナウ』を奏(かな)でる骨董(こっとう)オルゴールが……。この状況の意味するものは? 犯人の真の目的は? 作家探偵霞田志郎(かすみだしろう)が懸命に奔走(ほんそう)する中、杏愛用のオルゴールが二台、紛失していたことが明らかになり、さらに新たな殺人が! 絶好調、霞田志郎シリーズ第四弾!