宿命の出会い、そして殺意
「女性ミステリーの時代」10人の作家
愛するがゆえ、妻の窮地を救おうとする夫は●幼馴染みでライバル同士、二人の女はある日・・・●女性有名人に次々と降りかかる嫌がらせの真相●突然失踪した若妻がなぜ溺死体に?●結婚披露宴の祝電に隠された秘密
小池真理子、新津きよみ、桐生典子、青井夏海、若竹七海、乃南アサ、菅浩江、清水芽美子、篠田真由美、宮部みゆきが贈る女性作家ミステリーの傑作選。
本書の収録作品
小池真理子 「死体を運んだ男」 溺愛する妻のため男は・・・
新津きよみ 「彼女の一言」 ライバルゆえ深い絆で結ばれた二人は
桐生典子 「緑の手」 男を惹きつける神秘的な力を持つ女
青井夏海 「大空学園に集まれ」 二十年前、運命を変えたある事件とは
若竹七海 「濃紺の悪魔」 女性有名人に降りかかる数々の災難
乃南アサ 「泥眼」 能面に秘められた凄絶な情念とは・・・
菅浩江 「箱の中の猫」 離れているがゆえ、会えない恋人への嫉妬と不安
清水芽美子 「車椅子」 配属された新人職員がもたらす波紋
篠田真由美 「オフィーリア、翔んだ」 岸辺に浮かぶ若妻の溺死体
宮部みゆき 「祝・殺人」 結婚披露宴に届いた祝電は・・・