愛に生き、革命を夢見た友よ!
あの事件とは、あの時代とは、何であったのか!?
親愛なる若者諸君よ、同朋諸兄よ 映画監督 高橋伴明
この事件の「意味を問い続ける」ことにこそ、事件の意味があるのではないだろうか。その前提でこの書が文庫化されることは正しい。さらに常に本屋さんの棚に並んでいることが正しい。この事件は十年毎に山荘にぶつかる鉄球を映し、日本史年表の一行に留めておけばよいというものでは決してない。
親愛なる若者諸君よ。どうかこの本を手に取って欲しい。そしてあの時代を知って欲しい。そして自分を考えて欲しい。
親愛なる同朋諸兄よ。どうかこの本を手に取って欲しい。そしてあの時代を思い出して欲しい。そして自分を語って欲しい。
吉野雅邦も著者も意味を問い続けて生きてゆく。私たちも、そのことを共有しなければならない。