目にやさしい大活字文庫
峰時代劇の原点!
「極めて密度の濃い、記念すべき作品」
――文芸評論家 縄田一男
明治6年、仕込杖を携えた一人の人力車夫が、新政府の要人暗殺を重ねていた。五年前、偽官軍の汚名を着せられ断罪された「赤報隊(せきほうたい)」の生き残り、叶弦三郎(かのうげんざぶろう)であった。復讐に燃える弦三郎の最後の標的は岩倉具視(いわくらともみ)。だが、暗殺計画を察知した新設警視庁の大警視正川路利良(かわじとしよし)が大包囲網を敷く! 壮絶な殺陣、息もつかせぬ峰時代劇の傑作、読みやすい活字の新装版で登場!