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時代推理小説
喧嘩御家人 勝小吉事件帖
ケンカゴケニンカツコキチジケンチョウ
著者名 風野真知雄
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396331762
判型/頁 文庫判/296頁
価格 628円(税込)
発売日 2004/07/20

口先と押しの強さは天下一品!
勝海舟の父、最強にして最低の親ばか小吉が、座敷牢から難事件をバッタバッタと解決する。

時代小説とミステリーの二つのジャンルを過不足なく混淆(こんこう)させる困難に挑み、それを見事に達成させた本書は、岡本綺堂『半七捕物帳』から始まる捕物帳の世界に加わった、新たな傑作といっても過言ではあるまい。(末國善己氏「解説」より)

幕末に八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍をする勝海舟(かつかいしゅう)が産声を上げた文政(ぶんせい)六(1823)年当時、父親の小吉(こきち)は座敷牢に閉じこめられていた。本所(ほんじょ)界隈に轟(とどろ)く札付きのワルで、手のつけられない無頼(ぶらい)がたたったのだ。さてその小吉、暇(ひま)をもてあますあまり、奇妙な才能を開花させた。江戸市中で頻発する事件の謎を、たちどころに座敷牢探偵(アームチェア・ディテクティブ)するのだ。涙あり、喧嘩あり、これぞ人情時代小説!