痛快、太田時代劇開幕!
仲裁、助太刀、なんでも引き受け申す。
ただし、夫婦喧嘩はおことわり!
霞の銀次が忍び込んだ先は、目付神尾小刑部(かみおこぎょうぶ)の屋敷。迂闊(うかつ)にも三男坊の又七郎に気づかれるが、又七郎はなんと、退屈まぎれと称して泥棒の銀次について来た。辻斬り相手に快刀乱麻(かいとうらんま)の剣捌(さば)き。その腕を活かして助太刀、仲裁など「喧嘩屋」を2人で始めることに。ところが、妖気漂う剣士岩間伝心(いわまでんしん)ら悪太郎一家に又七郎の許嫁(いいなずけ)が拐(かどわ)かされ、最大最悪の危機が待ち受ける!