トラベル・ミステリーの巨匠、唯一の時代長編!
理屈抜きに面白い! 面白すぎる! これぞ、極めつけの時代伝奇小説。
…………文芸評論家 細谷正充
五代将軍綱吉(つなよし)の治世(ちせい)。幕閣の柳沢吉保(やなぎさわよしやす)と酒井但馬守(さかいたじまのかみ)の争いに巻き込まれた阿波藩二十五万石は、江戸家老の謀略によってさらなる窮地に。藩存亡の危機に立ち上がった若き剣客荒木田隼人(あらきだはやと)、闇の棟梁(とうりょう)・仏の源十郎(げんじゅうろう)らは、阿州剣山(つるぎやま)に眠る伝説の埋蔵金を死守するため一路徳島へ! 国民的ミステリー作家が壮大なスケールで贈る、手に汗握るこれぞ時代小説の傑作!