とんでもなく恐ろしい小説だ!
フリーライター 永江 朗
生きるか死ぬか、男たちの熱い思いがこみ上げてくる
俳優 竹内 力
これは「経済小説」だ。ヤミ金融の実態が盛り込まれ、見事に「金」の怖さ、醜さを描き切っている
作家 江上 剛
「行内融資を担保に金を借りたい」暴利の競馬金融を営む世羅(せら)のもとに堅物の銀行マン赤星(あかほし)が訪れた時、運命の歯車が狂い始めた。赤星の裏で巨額の強奪を画策していた男こそ、世羅の親友で風俗金融を経営する若瀬(わかせ)だったのだ。燃えるような暴力の男・世羅と、冷徹な頭脳の男・若瀬。闇社会の制覇を目論(もくろ)む二人が袂(たもと)を分かった時、“炎と氷”の壮絶な戦いが幕を開けた!