「道元禅師のこころがふりそそぐ月の光のように染みてくる作品です」
坂東三津五郎(『道元の月』道元禅師役)
道元禅師七百五十回大遠忌の記念すべき年に、生涯を修行についやし、権力にも近寄らなかった高祖のこころがここに伝わる
『道元の月』刊行にあてて 大本山永平寺傘松會編集部長 熊谷忠興
道元禅師を「非情のモラリスト道元」と評した方がおられたが、見方によって評価が変わるのもいたしかたないか。
鎌倉滞在中に啓蟄を聞いた道元禅師。「半年飯を喫す白衣の舎、老樹の梅華霜雪の中、驚蟄の一蕾霹靂轟く、帝郷の春色桃華紅なり」と。後半二句は先師如浄和尚の語を用いている。
この作品を読まれて、高祖のおこころを感じてくだされば幸いです。
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