総費用約270万円で夢が叶(かな)う!
〔ピースボート〕トパーズ号で17ヵ国を歴訪。諸費用、衣類、携行品から船内生活、寄港地の体験まで、船旅のコツ、注意点を克明に!作家が描いたささやかな冒険紀行!
第1章 これぞ男のロマンと冒険
第2章 一番弟子はギリシャ青年画家
第3章 ベトナムとスリランカで村にホームステイ
第4章 インド洋からスエズ運河へ
第5章 アテネ・オリンピックと地中海のクルーズ
第6章 ロンドン、美しい未亡人との一夜
第7章 ベルゲン、フィヨルド遊覧、北アイルランド
第8章 大西洋横断、トパーズ村の人間模様
第9章 おお、自由の女神、グランドゼロのニューヨーク
第10章 ガラパゴス諸島クルーズ
第11章 コロンビア、パナマ運河、グアテラマ
第12章 アメリカ西海岸沖で映画を作る
第13章 大荒れの大平洋横断16日間
(目次より)
年齢にとらわれず楽しんだ三ヵ月の船旅
料理研究家小林カツ代
七十歳にして初めてピースボート三ヵ月の旅をした佐江氏。船内生活はむろんのこと、寄港地の国や人々の様子を、エピソードを交え面白く読ませてくれる。だからこそ三ヶ月という長旅をやっぱり自分で乗ってみなくちゃと思った。
水先案内人(船内講師)として二週間ピースボートに乗った経験者としても、著者が作家ゆえかスラスラと実に読みやすかった。
それにしても、ピースボートのプログラムは船内だけにとどまらず、寄港地でのホームステイ等々、ほんとうによくぞと思うほど多彩なプログラムがある。それを、佐江氏は年齢という枠を一切とっぱらって、あれもこれもと映画制作にまで参加し、楽しんでおられるところがとてもよかった。